切井佐長田神社に杵振り踊りが初めて奉納されたのは、昭和2年からで、その後、戦中戦後や震災などの時局も乗り越え、今日まで百年近く途絶えることなく毎年奉納され続けられてきました。 杵振り踊りは隣接する中津川市蛭川の安弘見神社の例大祭で古くから奉納されていたもので、昭和3年岐阜県重要無形民俗文化財に指定された由緒ある踊りです。 杵振り踊りは、切井石木に山口勘四郎という人があり、木挽きや炭焼きなど山仕事をするうち、親交を持った蛭川村の男から伝授されたもので、その後切井栃平の青年たちが教え伝えられ、栃平組の余興として奉納したと伝わっています。