白川橋は、JR高山線の新設工事が進み白川口駅の開業した時代の大正15年に完成した鋼製の吊り橋です。それから約100年もの間、床材が木材からコンクリートに変わった以外、全く変わらない姿を残しているのは、当時の国産技術の高さを証明していると言えます。構造的にもワイヤーを吊る主塔が鋼トラス構造(三角形を組み合わせた構造)のものは全国的に珍しく、当時としては欧風のデザインも洗練されていてたいへん貴重な存在です。その歴史的価値から、2006年には土木遺産として、2014年には国の登録有形文化財の認定を受けました。

夕日が沈みかけるとハロゲンライトとイルミネーションライトで橋全体がライトアップされ、その美しい姿が飛騨川の水面に映し出されます。(ライトアップについてはお問い合わせください。)

また、飛騨木曽川国定公園内にあって、清流白川と飛騨川の合流点に架かるこの橋は、美しい山々に囲まれ季節によって四季折々な景色を見せてくれます。

土木遺産

名称 白川橋
指 定 年 月 日 平成18年11月
橋の建設年次 大正15年完成
橋の 長さ  橋長 115.0m