国道41号沿いを流れる飛騨川に築かれた上麻生ダムは、飛騨川下流にある上麻生発電所の取水ダムとして、大正15年(1926年)に完成しました。約100年にわたり地域の暮らしや産業を支え続けてきた、歴史ある土木構造物です。
上麻生ダムには、放流時にゲート自体が回転して開閉する「大型ローリングゲート」が設置されています。現在ではほとんど見ることのできない希少な構造で、日本に現存する最古の大型ローリングゲートとして、近代土木技術の貴重な遺産となっています。
国道41号を走る際には、飛騨川の流れとともに、約100年の時を刻み続ける上麻生ダムにもぜひ目を向けてみてください。何気なく通り過ぎる風景の中に、先人たちの優れた技術と歴史を感じることができます。
白川町には、美しい自然だけでなく、地域の発展を支えてきた近代土木遺産も数多く残されています。上麻生ダムは、その歴史を今に伝える貴重な建造物のひとつです。
