鎌倉時代に築かれたと伝わる野原城は、目まぐるしく領土が変わる時代に、飛騨川を挟んだ国境の見張りとして重要な役割を担った城でした。戦国時代には安江氏の居城となり、この地を治めました。城主として知られる安江光庵基政は、文明12年(1480)に大山白山神社を再興し、地域の発展に尽力した人物として伝えられています。

現在は、郭(くるわ)や竪堀(たてぼり)などの遺構が残り、往時の面影を感じながら散策を楽しむことができます。また、城址からは飛騨川やJR高山本線の鉄橋を一望でき、四季折々の里山の風景の中を列車が走り抜ける姿は、鉄道ファンや写真愛好家にも人気の撮影スポットです。歴史に思いを馳せながら、白川町ならではの美しい景色をお楽しみください。

なお、野原城に伝わる悲話については、「民話 >野原城の落城とお方岩をご覧ください。

野原城址からの眺め(JR高山線のフォトスポットとしてもおススメ)